イラスト,  ジェスドロ,  

私が普段人体を描く際に、参考にしているイラスト本3選

はじめに


3冊の本を選ぶ条件
  ・どんな向きでも正確に人体の比率を捉えられるようにする。 →バランスの崩れをなくす。
  ・骨格・筋肉の位置関係を理解する →ポーズをとった時に動きや見え方を把握する
  ・シルエットで捉える力を養う。  →固い絵にならないようにする。


これらを踏まえて以下の本を選びました。

イラスト参考本

1、『マイケル・ハンプトンの人体の描き方』マイケルハンプトン

2、『キムラッキの人体ドローイング』キム・ラッキ

3、『アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 ー筋肉キャラクター編ー』羽山淳一


順に詳しく話していきます。

1、『マイケル・ハンプトンの人体の描き方』マイケル・ハンプトン

全ての人体の基礎はここから始まった!!(大きすぎた主語かもしれない)
顔から体全体まで、全ての描き方がここに書かれています。
 人体を箱や球で描こうとし、より単純な形で描く思考がドローイングのハードルを下げてくれます。
 筋肉がどうついているか、骨の可動域はどの程度か。また、ドローイングやスケッチに必要な知識も描かれています。
著作権が切れたため、気になった方はネット上に公開されているPDFを見てみた方がいいかもしれません。(※英語版のみ)

ネットに本の内容があるのになぜ書籍を買うのか?
  これは有名絵師さんがYoutubeで話していたことを聞いてはっとしたのですが、
  手でパラパラとめくって情報を入れられるのは書籍の強み。イラスト教本のような技術本は特に如実に感じています。

  これを実感してから、私はこのような技術本は書籍で買うようにしています。

2、『キム・ラッキの人体ドローイング』キム・ラッキ

これは最強のドローイング本だーーー!!!

全てを模写しまくってもいい!!断言できる!これで画力/見る力が上がると!(現時点の私)

こんな良本を知ったのが去年の夏。。。。時間よ戻れ!!(遅すぎた夏)

本の半分は筋肉や骨のつき方、人体の比率など、他の人体の本にもある内容です。(それでも筋肉部位ごとの動きは参考になる。)

驚いたのは、本の残りの半分は、人体の捻りによる筋肉の動きが、さまざまなポーズで全身にわたって描かれているということ!
こんなに…すごい…コスパ伴ってますか…

人体は言わずもがな、骨や筋肉の動きを把握してないと固い動きになってしまうもの。
それを色んな角度やポーズからみた人体の動きをこの本から学ぶことで、お絵描き初心者の方も多くを得られるんじゃないかなと思います。

3、『アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 ー筋肉キャラクター編ー』羽山淳一

自分で写真を撮ったりするんですが、どうしても大きな動きを撮るのはむずかしい……
動画でアクション見ても、どう描けばそれっぽく描けるの…?ジェスドロを練習したらいいのはわかってるけど、早くそれっぽく描けるようになりたいんだ!!


そんな願いを叶えてくれるのがこの本。(でしょう)


その題名の通りにアニメーターの方が描くスケッチなので、「どう重心を取るとどのような印象を与えるのか。」も描かれています。
巻末の方には、男・女・いかついおじさんの表情差分や顔のパーツなど、描き方の差が詰め込まれていて大変参考になりました。

この本はリアル寄りの絵柄なので、デフォルメや美少女を描きたい!という方は、このアニメーターズ・スケッチシリーズの他の本を見てみてはどうでしょうか。


+α 2選

補助的にこの本もあってもいいんじゃないか、と思う本を置いておきます。

4、『リズムとフォース 第3版: 躍動感あるドローイングの描き方』マイケル・マテジ

超人気イラストレーター・さいとうなおきさんのYoutube動画で紹介しているを見て買いました。

超端的にいうと、体のラインを描いた時のカーブの大きさが大きいほど、躍動感のあるポーズを描けるということみたいです。

一本の線から生命力を感じる線を描こうとしています。

本書では聞き馴染みのない単語が出てきます。
専門用語で「?」となる、フォース、ディレクショナルフォース、アプライドフォース。
これらの単語が出てきますが、つまりそういうことです。知りたくなった方は本を読んでみてください。(Beyond my words..)

使いこなすには時間がかかるかと思いますが(私は今勉強中)、
読んですぐに描いても、偶発的にでもこの本の内容を意識して描くことでほぼすぐにイラストの印象が変わると思っています。

5、『モルフォ人体デッサン』シリーズ

マイケル・ハンプトン氏の本と考え方は同じように感じました。
「箱と円筒で描く」。ここから察せますね。

他にも、「脂肪とシワ」「手と足」「究極の筋肉ボディ」「服のシワ」などの本が出版されています。

綺麗、且つその抽象化された線によって、複雑すぎる人体に関するドローイングに光明が差すのではないかと思います。




ここまでお読みくださりありがとうございました!Have a nice day!

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